PlayWorker
起業日記 2026.05.11 読了 約5分

SWELL と Claude Design で AI 事業サイトを 2 日で立てた話

事業を始めると決めて、最初に手をつけたのは事業計画書でも商品設計でもありませんでした。サイトです

理由は単純で、商談に行くときに「じゃあサイトある?」と聞かれて「いえまだ…」と答える未来が怖すぎた。箱がないと、中身を作る覚悟も決まらない。だから先に箱を取りに行きました。

結果、AI 事業サイト(ai-playworker.com)はおおむね 2 日で形になりました。残った時間で商品設計に潜れたのは、この 2 日のおかげだと思っています。


目次

起業の Day1 で必要なのは「サイトと名刺」

商工会議所の人と話したときも、別の起業家と話したときも、毎回返ってくる答えが同じでした。「最初に必要なのはサイトと名刺」

商品も実績もない時期に、自分が何者かを 1 行で説明する装置がないと、商談相手の頭から 30 秒で蒸発します。サイトと名刺は「説明の代わりに置いておけるもの」。両方ないと、毎回ゼロから自己紹介する人生になる。

だから、起業 Day1 でいちばん重い投資はこの 2 つだと私は決めました。残りは後でいい。


SWELL を選んだのは「かっけえ」から

WordPress テーマは死ぬほどあります。Cocoon、Lightning、SANGO、JIN、AFFINGER。比較記事を 3 時間読んで、最終的に SWELL を選んだ理由は、シンプルに見た目がかっけえから。

理屈は後付けで揃えると、

でも本当のところは、SWELL のデモサイトを開いた瞬間に「あ、これだ」と直感が来た。事業サイトの第一印象は、自分自身の感性で決めていい。来る人もそこに反応します。

買い切りライセンス(17,000 円・税込・複数サイトに使い回し可)で、サブスクの月額に縛られない仕組みも個人事業主の財布にやさしい。一度払えば一生使える計算です。


デザインは Claude Design に丸投げ

サイトの「見た目を決める作業」は、自分でやろうとすると一番時間が溶けます。Netflix の自動再生で気づいたら 3 時間経ってるのと同じ構造で、配色とフォントをいじり始めると無限ループに入る

私はここを Claude Design(Anthropic の Claude が、HTML/CSS や React でデザインを書き出してくれるツール)に丸投げしました。

投げた指示はざっくり 3 行。

- AI 受付事業のサイト。中小企業の経営者がターゲット
- ダーク基調 + vermilion(朱色)のアクセント
- 真面目すぎず、かといってチャラくない知的なトーン

これでヘッダー・ファーストビュー・サービス紹介・導線まで一発で叩き上がってきました。自分が考えたら 2 週間悩んでいたであろう構成案が、5 分で 3 案出てくる。あとは「B 案で、ここをこう変えて」と返すだけ。

「自分でデザインをやる」とは「自分でゼロから絵を描く」じゃなく、「叩き台を見て、判断する側に回る」のだと、ここで初めて理解しました。


CSS の崩れも、AI に丸投げで解決した

ここまではスムーズ。問題は「自分のこだわりを反映しよう」と動き始めた瞬間に来ました。

セクションの余白をちょっと詰めたいだけなのに、別ページのレイアウトが連鎖崩壊する。プラグインを入れた瞬間にフォントが部分的に変わる。スマホ表示で謎の隙間が出る。深いカスタマイズに入った瞬間、画面のあちこちが静かに崩れ始めるのが、テーマのカスタマイズあるあるです。

ここで私は、コードの仕組みを自分で勉強しに行きませんでした。AI(Claude)に「この崩れ、なんとかして」と画面のスクリーンショットごと丸投げしました。

返ってきたのは、対処方針 3 つと、それぞれをコピペで実行できる形のコード。「子テーマを作って、特定のクラスにだけ効く書き方をして、ブラウザの検証ツールで原因を特定する」という大枠を、私はその場で初めて聞きました。

私がやったのは、AI が出してくれた手順を 1 個ずつ実行するだけ。仕組みを理解しなくても、崩れは直せる。これが体感できたのが、このプロセスのいちばんの収穫でした。技術ブログを 100 本読むより、AI に画面ごと投げて 5 分で答えをもらう方が、個人事業主の進度では現実的です。


「サイト 100 点」より「契約数 1」

ここまで書いておいてアレですが、ai-playworker.com には今もズレが残っています。SP で見ると地味に隙間がある場所、PC で見るとアイコンの縦位置が合ってない場所。気づいてはいる。でも、放置しています。

理由はシンプル。事業はサイトの完成度ではなく契約数で進む。サイトを 100 点にするのに 1 週間使うか、その 1 週間で商談を 3 件入れるか。正解は完全に後者で、答えのない問題に時間を吸われている時間はない。

「気づいたら直す。気づかなければ放置」のラフ運用で十分回ります。訪問者が 1 日 100 人を超えたら、その時に本気で詰めます。

完璧主義は、商品が売れない言い訳のすごく便利な避難先になる。これは自分自身に毎日言い聞かせてます。


あなたにもできるレシピ

「自分はデザインも CSS も分からない」という人にこそ、この組み合わせは効きます。必要なのは 4 つだけ。

サイト制作会社への外注ルートと比べると、初期構築の手数を圧倒的に AI 側に寄せられるのがいちばんの差です。コストの実感は人それぞれなので具体額は控えますが、自分の手の中で組めること自体に意味があります。動かしながら直せるサイトを 1 つ持っているだけで、事業の足場の安心感がまるで違う。

最初の 1 日でやることは 1 つ。SWELL のデモを開いて、自分が一番ピンと来たデザインに「これにする」と決めること。決めたら、あとはほぼ流れ作業です。中身は後から 100 回でも組み直せます。


商品が必要な方には、いつでも商品ページから相談に来てもらえれば。
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それでは、また。


荒居 憧哉(PlayWorker 代表)